2022年8月17日
2022年8月下越豪雨の被害調査報告(2)
災害・復興科学研究所:河島克久・西井稜子・松元高峰・渡部 俊
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川部地区の現地調査による災害の要点
- ・山裾から少し離れた自然堤防の微高地上に立地する川部地区では,浸水や土砂の堆積による家屋被害は認められたものの,赤坂川から流出した礫や流木は田んぼに広がって堆積して,川部地区までは到達しなかったため,家屋の全壊・半壊というような被害は発生しなかった.
- ・1967(昭和42)年8月に発生した羽越水害の際には,荒川の氾濫によって川部地区は広範囲に浸水した.今回の豪雨による浸水は荒川右岸の支谷の氾濫によるものであり,浸水域面積・浸水深ともに1967年8月の羽越水害時よりも小さかった.
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