2018年07月24日
平成30年7月西日本豪雨における岡山県倉敷市真備での被害
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倉敷市真備での災害のポイント
- ・広範囲な浸水被害(浸水の発生は,7/6の深夜~7/7)
- ・真備での死者50名(9割が溺死)
- ・支流の複数地点の破堤による市街地への流入
- ・深夜の破堤と市街地近傍の破堤による急激な浸水深の増加
- ・浸水深5m地域での家屋数が多い(新興住宅地)
- ☆浸水深5m=2階の床上+1.5m程度
- ☆垂直避難を呼びかけるようになったが,浸水深5mは大問題
- ☆各地で洪水HZマップは作成されているが,2階床上は 直接”命”にかかわる
- ☆全国的にある“2階床上”想定は,命を守る防災 を越えている
まとめ
【地域の課題】
- ・小田川の放水流路+小田川の河道内の樹木撤去
- ・県管理の流入河川の抜本的改修
【全国的な課題へ】
- ・5m浸水は,垂直避難の防災を越えている
- ・5m浸水は,相当まずいことを認識すべき
- ・全国の5m浸水地域の防災・啓発の見直し
- ・水位計のある河川を対象とした警報設定では間に合わない
- ・水害常習地帯での基本的な防災理解の向上