2018年02月13日
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調査者
片岡香子・松元高峰・卜部厚志・河島克久・渡部 俊(災害・復興科学研究所)
群馬県・草津白根(本白根)火山が1月23日に噴火しました。今後の噴火の推移や積雪・降雨・融雪などの気象状況により,火山泥流や雪崩発生等の懸念があることから,災害・復興科学研究所では,採取した火山灰の物性解析や積雪水量調査,気象観測などを噴火直後より開始しました。積雪水量調査(1月末の時点)では標高約2000mにおいて約450mm雨量に相当する積雪があることが分かりました。今後,春先に起こりうるrain-on-snow(降雨+融雪現象)にともなう泥流発生の可能性も視野に入れ,防災科学技術研究所・雪氷防災研究センターと連携を取りながら調査を進めていきます。

