2012年02月08日
2012年2月07日
新潟県内の詳細積雪深分布図の公開(2012年1月27日,2月2日)
新潟大学災害・復興科学研究所
環境変動科学部門・気水圏環境分野
気水圏環境分野では,今冬の豪雪の実態を明らかにするため,日本全国の約2200箇所の積雪深観測点の情報を集約し,詳細な積雪深分布図の作成・公開に取り組んでいます。ここでは,2012年1月27日9:00と2月2日9:00の新潟県内の詳細な積雪深分布図を示します。新潟県内には,国土交通省,気象庁,新潟県,市町,研究機関,民間会社などの積雪観測点が約300箇所あります。ここで示した分布図は,新潟県とその隣県の観測データを用いて作成されたものです。ただし,観測データの中には標高1000mを超えるような山岳地のデータはほとんど含まれていませんので,この分布図には山岳地の積雪状況が十分に反映されているわけではないことにご注意下さい。
2月2日の分布図をみると、今冬は上越地方(糸魚川市,妙高市,上越市)の山間部で著しく積雪深が大きく,4mを超えている場所もあることが分かります。また,海岸平野部を除いた上中越地方の山間部のほとんどが積雪深2mを上回っています。
なお,今後,このような詳細積雪深分布図をほぼ1週間間隔で公開していく予定です。
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