災害・復興科学研究所

第74回 災害環境科学セミナーを開催しました

イベント

2026年9月24日(木)の16:30〜17:40に,新潟大学災害・復興科学研究所第74回災害環境科学セミナーを開催いたしました.

京都大学防災研究所・斜面未災学研究センターの土井一生准教授を講師に迎え,「地震計で崩壊現象の発生や特徴をどこまで捉えられるか」というテーマで話題提供をいただきました.

講演では,気象庁,地方公共団体,防災科学技術研究所(NIED)等が全国に展開する地震観測網を利用した崩壊現象の検知について紹介されました.さらに,震源決定と同様の手法を用いた崩壊発生箇所の推定と,その推定誤差(精度)について,具体的な事例が示されました.土石流の検知については,CCTVカメラの映像から確認された土石流の到来時刻と地震波形記録との比較により,土石流を誘起した斜面崩壊の発生時刻・発生場所,さらには土石流の流下速度を推定した事例が紹介されました.また,地震波形記録を用いた崩壊イベントの検出には,崩壊の規模や運動様式の違いによって検出が困難となる場合があることから,検出可能な条件や適用上の限界についても考察が示されました.最後に,雪崩に伴って観測される地震波形の特徴についても,具体的な事例を交えて紹介されました.

参加者は15名でした.講演者の土井様,ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます.

 

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