災害・復興科学研究所

第72回 災害環境科学セミナーを開催しました

イベント

2026年7月31日(金)の10:00〜11:00に,新潟大学災害・復興科学研究所第72回災害環境科学セミナーを開催いたしました.

国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所北海道支所の大澤光主任研究員を講師に迎え,「地すべり地の斜面積雪における融雪水流動パターンの季節的転換」というテーマで話題提供をいただきました.

講演では,積雪斜面への染色実験と積雪断面の観察に基づき,融雪水の流動様式は斜面勾配よりも積雪層内の構造に強く支配されることが示されました.アイスレイヤーや毛管バリアが発達した積雪では側方流が卓越する一方,湿潤化の進行に伴い鉛直流へと移行し,アイスレイヤーは半透過性の境界として機能することが説明されました.また,融雪初期に側方流が凹地形へ集中することで地下水位や間隙水圧が局所的に上昇し,融雪初期に発生する地すべりの一因となる可能性について論じられました.

参加者は19名でした.講演者の大澤様,ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます.

ニュース トップへ