「防災気象講演会 -頻発する風水害に備える-」を開催しました
イベント
2024年9月3日(火)14:00〜17:00に新潟大学駅南キャンパスときめいとにおいて、「防災気象講演会 -頻発する風水害に備える-」(主催:新潟大学災害・復興科学研究所・新潟地方気象台、共催:NHK新潟放送局)を開催し、行政の方々・防災士・気象予報士・学生などを中心に約150名(会場参加80名、オンライン参加70名)が参加しました。この講演会は、災害・復興科学研究所が2024年6月1日付で東京管区気象台長表彰を受けたことを記念して、新潟地方気象台と共同で開催されたものです。
講演会の冒頭では、台風研究の第一人者である名古屋大学宇宙地球環境研究所の坪木和久教授(横浜国立大学台風科学技術研究センター副センター長を併任)に「地球温暖化と台風の将来変化」と題する基調講演をいただきました。この中では8月下旬から9月頭にかけて列島各地に大雨や交通機関への影響をもたらした台風10号の気象学的特徴についても触れられ、参加者は強い関心を持って聞き入っていました。
基調講演後には、新潟地方気象台の台長及び災害・復興科学研究所の教員(2名)から新潟地域の大雨の特徴、大雨に伴う土砂災害、大雨時の避難行動に関して話題提供がありました。さらに講演会の最後には、NHK新潟放送局の佐藤俊吉アナウンス副部長から、NHKアナウンサーが中心となって作り上げた「命を守る呼びかけ」の取り組みが紹介され、私たち一人一人が災害から命を守る伝え手になることの重要性が示されました。
災害・復興科学研究所では、新潟地方気象台と連携して、災害の予防・軽減に資する普及・啓発活動を今後も精力的に進めていきます。
【講演会の様子】 名古屋大学宇宙地球環境研究所 坪木和久教授(右中央)
【講演会の様子】 NHK新潟放送局 佐藤俊吉アナウンス副部長(右奥)