災害・復興科学研究所

第67回災害環境科学セミナーを開催しました

イベント

2025年8月25日(月)の15:30〜17:00に,新潟大学災害・復興科学研究所第67回災害環境科学セミナーを開催いたしました.

土木研究所雪崩・地すべり研究センターの榊直人研究員を講師に迎え,「雪崩・地すべり研究センターにおける近年の雪崩研究に対する取り組み」というテーマで話題提供をいただき,活発な質疑と意見交換が行われました.

講演では,柵口雪崩災害(1986年に新潟県糸魚川市で発生)の現場である権現岳における雪崩観測体制が紹介され,地形データや植生データを用いた雪崩発生区の推定方法の説明がありました.さらに,積雪変質モデル(SNOWPACK)による雪崩発生危険度の定量的評価,雪崩運動モデル(Titan2D)を用いた雪崩事例の再現解析から物理パラメータの妥当な範囲が紹介されました.また,雪崩防護工の健全度を評価する指標の作成等も紹介されました.

参加者は17名でした.講演者の榊様,ご参加いただいた皆様,ありがとうございました.

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