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No.45

 新潟県
発生年月日

2004年8月1日

発生時刻

11:30頃

天候

晴れ

発生場所
新潟県北魚沼郡湯之谷村
荒沢岳 西本城沢 
標高1000m付近
被災者

死 者

3

 

負傷者

1

死 者
新潟県長岡市,会社員,男性(50) 【死因は内臓破裂】
埼玉県熊谷市,建築業,男性(57) 【死因は窒息死】
東京都八王子市,非常勤講師,男性(64) 【死因は窒息死】
負傷者
埼玉県熊谷市,塗装業,男性(57) 【頭などに軽傷】
 
 
入山目的 写真撮影
崩落の形態 自然崩落型
災害の概要

 1日午前11時半ごろ,北魚湯之谷村の荒沢岳(1969m)に写真撮影に来ていた長岡市の男性ら4人が崩れた雪渓の下敷きになり,1人は自力で脱出したが3人が生き埋めになった.警察や消防が捜索したが,現地では周辺の雪渓がさらに崩れる危険性があることから1日夕,いったん捜索を打ち切り,2日午前5時から捜索を再開する.
 小出署の調べでは,生き埋めになったのは新潟県長岡市,会社員,男性Aさん(50),埼玉県熊谷市,建築業,男性Bさん(57),東京都八王子市,非常勤講師,男性Cさん(64)の3人.一緒に崩落した現場にいた埼玉県熊谷市,塗装業,男性Dさん(57)は自力で雪から抜け出し,頭などに軽症.
 崩落現場である雪渓は,高さ約3m,幅7〜8m,奥行き30mにわたる空洞ができており,4人は下流側の入り口から15mほど中へ入った付近で三脚を立てて雪渓内部を撮影中だった.
<続報>
 小出署災害対策本部は2日,Aさん,Bさん,Cさんの全員を遺体で収容した.3人はうつぶせの状態で倒れており,死因はAさんが内臓破裂,BさんとCさんが窒息死だった.
 Bさんを午前8時過ぎ,崩れた雪を約5m掘った場所で発見.Cさんは午前10時20分ごろ,Aさんは午後1時ごろ,Bさんより約8m山側の雪の中でそれぞれ見つかった.

参考資料
新潟日報 2004年8月2日
新潟日報 2004年8月3日
読売新聞 2004年8月2日
朝日新聞 2004年8月2日 ほか