No.37 |
石川県 |
発生年月日 |
2000年8月15日 |
発生時刻 |
9:15頃 |
天候 |
不明 |
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発生場所 |
石川県石川郡尾口村 |
白山山系の奥長倉 |
標高1500m付近 |
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被災者 |
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死 者 |
奈良県宇陀郡榛原町,会社員,男性(59) 【死因は両足の切断や骨盤骨折などよる外傷性ショック】 |
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負傷者 |
大阪府大阪市,大阪市職員,男性(58) 【肋骨などが折れて3週間のけが】 |
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入山目的 |
登山 (沢登り) |
崩落の形態 |
自然崩落型 |
災害の概要 |
15日午前11時半ごろ,石川県尾口村,白山山系の奥長倉で「2人が崩れた雪渓に埋まった」と,下山してきた大阪の登山グループのメンバーから白山消防署に通報があった.大阪府大阪市,大阪市職員,男性Aさん(58)は県消防防災ヘリに救助されたが,肋骨などが折れて3週間のけが.奈良県宇陀郡榛原町,アウトドア用品メーカー社員,男性Bさん(59)は雪塊の下から救出されたが,すでに死亡しているとみられる.霧が濃くなったため,ヘリコプターでの搬送ができず,日没とともに救助活動はいったん打ち切られた.16日に再開される.
鶴来署などの調べによると,一行は男性4人,女性2人で14日朝に入山し,テントで1泊した後,沢沿いを上流に向かい,午前9時15分ごろ標高1500m付近にたどり着いた.進路に雪渓があったため,2人がルート確保のためザイルを使って上っていたところ,雪渓が長さ5〜6m,幅3〜4mにわたって突然崩れ,AさんとBさんが下敷きになった.
<続報>
崩落した雪渓の下敷きとなったBさんの死因は両足の切断や骨盤骨折などよる外傷性ショックで,ほぼ即死状態だったことが16日の検視で分かった.Bさんは登山用品メーカーの管理職で,登山歴30年以上のベテラン登山家であり,他のメンバー6人も登山歴20年以上のベテランだった. |
参考資料 |
朝日新聞 夕刊 2000年8月15日 11面 |
朝日新聞 2000年8月16日 31面 |
北国新聞 2000年8月17日 29面 |
ほか |
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