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No.21

 山形県
発生年月日

1981年7月26日

発生時刻

9:30頃

天候

不明

発生場所
山形県西置賜郡小国町
朝日連峰毛無沢
標高740〜1300mの間
被災者

死 者

0

 

負傷者

2

死 者
 
 
 
負傷者
山形県山形市,店員,男性(25) 【背中を強打】
山形県山形市,国鉄職員,男性(21) 【肩を脱臼】
 
入山目的 登山 (沢登り)
崩落の形態 自然崩落型
災害の概要

 山形県山形市に本部を置く登山団体で構成されたパーティー4人のうち,山形県山形市,店員,男性Aさん(25)と山形県山形市,国鉄職員,男性Bさん(21)が落下してきた雪の塊で大けがした.Aさんが背中を強く打って動けない状態,Bさんが肩を脱臼した.
 小国署の調べによると,4人は25日午後1時,山形を車で出発.午後6時に針生平に着き登山を開始,午後7時に大玉沢でビバーク.26日は午前4時45分に出発し,荒川の本流沿いに登り,午前9時半ごろ毛無沢を登り始めたところで,落下してきた縦50cm,横70cm大の雪の塊の直撃を受け,約3m流され大けがをした.
 パーティーの1人によると,幅10m,厚さ3mぐらいの雪渓を登ろうとしたところ突然,雪の塊が落下し,逃げる間もなかったという.

参考資料
山形新聞 1981年7月27日 15面
山形新聞 1981年7月28日