山形県山形市に本部を置く登山団体で構成されたパーティー4人のうち,山形県山形市,店員,男性Aさん(25)と山形県山形市,国鉄職員,男性Bさん(21)が落下してきた雪の塊で大けがした.Aさんが背中を強く打って動けない状態,Bさんが肩を脱臼した.
小国署の調べによると,4人は25日午後1時,山形を車で出発.午後6時に針生平に着き登山を開始,午後7時に大玉沢でビバーク.26日は午前4時45分に出発し,荒川の本流沿いに登り,午前9時半ごろ毛無沢を登り始めたところで,落下してきた縦50cm,横70cm大の雪の塊の直撃を受け,約3m流され大けがをした.
パーティーの1人によると,幅10m,厚さ3mぐらいの雪渓を登ろうとしたところ突然,雪の塊が落下し,逃げる間もなかったという. |