26日午前10時45分ごろ,北アルプス針ノ木岳の針ノ木谷南沢出合から約1.5km上流の沢(標高1892m)で,高校登山部パーティー20人のうち,神奈川県大和市,高校3年生,男性Aさん(18)が突然,崩壊した雪のブロック(縦,横とも約5m,重さ約30トン)の下敷きになった.連絡で富山県警山岳警備隊員2人が救助に向かっているが現場は無線連絡が取れず安否が気遣われている.
県警山岳警備隊によると,Aさんはブロックを背に仲間の生徒に写真を撮ってもらおうとしたところ,突然,雪のブロックが倒れてきたらしい.
<続報>
雪塊の下敷きになっていたAさんは27日午前9時ごろ遺体で発見された.
Aさんは26日午前10時45分ごろ,針ノ木谷の南沢出合から約1.5km上流の沢で,雪のブロックを背にパーティー部員に写真を撮ってもらっていたところ,重さ約30トンの大きな雪塊が崩れ下敷きになった.このため,リーダーの教師や山岳警備隊員ら10人が徹夜で必死の救出作業をしていた. |