新潟大学 English

所長挨拶

和泉先生写真

2018年8月から福岡浩所長の後任として災害・復興科学研究所の所長を拝命しました。どうぞよろしくお願いいたします。

当研究所の歴史は,理学部附属地盤災害研究施設(1969年設立)や工学部附属雪氷工学研究施設(1972年設立)における研究を基盤として「積雪地域災害研究センター」が1978年に設立されたことから始まります。当時は地盤災害研究部門,雪氷技術研究部門,地水系保全研究部門の3部門からなる学内共同教育研究施設として発足し,日本海側地域に特有な雪氷災害や融雪期の地すべり災害等の研究を推進してきました。

2004年の新潟県中越地震に際しては,積雪地域災害研究センターを中核とする全学的な取り組みによって,中山間地域における自然災害からの復興支援策並びに防災・減災に係る方策について多角的視野からの学術的調査分析が行われました。これを契機として,2006年に災害研究と復興科学研究を推進する「災害復興科学センター」が,さらに2011年に「災害・復興科学研究所」が設立され,自然科学から人文社会科学,医学までの幅広い分野が連携した研究を実施し,その成果は広く社会に還元されてきました。

2015年には,全球的気候変動による災害現象の極端化,及び巨大地震に連動した地震・火山活動や複数の要因による複合災害のリスク増大に対応することが急務と考え,環境動態研究部門,複合・連動災害研究部門,防減災技術研究部門,社会安全システム研究部門の4部門制に改組し,「変容かつ激化する自然災害に対して適応能力が高い強靭(レジリエント)な社会を構築する“Disaster Resilient Societyの創生”」を目指す研究所へと発展させました。現在では,新潟大学が目指す「日本海側ラインおよび環東アジアにおける災害・復興科学の研究拠点化」を目指し,国内外の研究機関と連携した取り組みや共同研究を精力的に推進しています。

本研究所の今後の活動に対しまして各方面のご協力とご支援をお願い申し上げます。

 

河島 克久
新潟大学 災害・復興科学研究所
所長・教授