群馬県一覧(13件) 道県一覧表形式へ戻る

No.1

 群馬県
発生年月日

1965年8月14日

発生時刻

11:15頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 マチガ沢S字付近
標高1100m付近
被災者

死 者

1

 

負傷者

0

死 者
川崎市,従業員,男性(19) 【首の骨などを折って死亡】
 
 
負傷者
 
 
 
入山目的 登山
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 14日午前11時15分ごろ,谷川岳マチガ沢S字付近の雪渓を登山中の川崎市,従業員,男性Aさん(19)は,突然,足元の雪渓が陥没し,直径5〜6mぐらいの雪塊の下敷きとなり首の骨などを折って即死した.
 Aさんはチーフ・リーダーをして友達7人と14日朝入山,うち4人だけでマチガ沢を登る途中,遭遇したもの.急報で谷川岳警備隊員ら4人が現地へ急行,雪を掘り起こし救助したが,すでに絶命していたという.

参考資料
上毛新聞 1965年8月15日 7面
朝日新聞 夕刊 1965年8月14日 9面
 
 

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No.7

 群馬県
発生年月日

1970年7月18日

発生時刻

7:00頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 マチガ沢F4上部付近
標高1200〜1850mの間
被災者

死 者

1

 

負傷者

0

死 者
埼玉県北埼玉郡川辺村,工員,男性(23) 【死因は圧死】
 
 
負傷者
 
 
 
入山目的 登山
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 18日午前7時ごろマチガ沢F4上部の雪渓を登っていた埼玉県北埼玉郡川辺村,工員,男性Aさん(23)は雪渓を踏み抜き行方不明となったが,谷川岳警備隊員らが救出に向かい捜索した結果,午前10時ごろ現場付近でAさんの死体を確認した.
 Aさんは同僚の館林市足次,工員,男性Bさん(28)をリーダーに4人パーティーで18日朝登山.F4付近の厚さ1〜3mの雪渓上を登はん中,雪渓が15m四方にわたって陥没し,圧死した.

参考資料
上毛新聞 1970年7月19日 7面
 
 
 

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No.11

 群馬県
発生年月日

1971年9月5日

発生時刻

6:00頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 一ノ倉沢本谷の衝立前沢出合付近
標高1150m付近
被災者

死 者

1

 

負傷者

0

死 者
新潟県三条市,会社員,男性(27) 【死因は不明】
 
 
負傷者
 
 
 
入山目的 登山
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 5日朝,新潟県燕市,彫金業,男性Aさん(26)が「5日午前6時ごろ,谷川岳一ノ倉沢本谷の衝立前沢出合付近で,新潟県三条市,会社員,男性Bさん(27)が陥没した雪渓の中に落ち込み,死んだ」と土合の登山指導センターに届けた.
 Aさんの話によると,Bさんはリーダーの新潟県三条市,木工業,男性Cさん(34)ら山岳会員6人と一緒に日帰りの予定で入山したが,5日午前6時ごろ,衝立前沢出合い付近の雪渓を登っていたところ,突然長さ30m,幅10mにわたって雪渓が陥没した.たまたま雪渓の真ん中を登山中のBさんは崩れ落ちた約10トンの雪の下敷きになり死亡したもの.
 登山指導センター職員3人が直ちに救助に向かったが,天候が悪化して二重遭難の恐れがあるため,救助隊員も近づけず,雪のとけるのを待って収容する.
<続報>
 行方不明になっていたBさんは7日午前6時ごろ,一ノ倉沢新道出合で遺体を発見し,山ろく土合に収容した.

参考資料
上毛新聞 1971年9月6日
新潟日報 1971年9月6日 15面
新潟日報 1971年9月8日 15面
 

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No.16

 群馬県
発生年月日

1975年8月3日

発生時刻

12:50頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 幽ノ沢本谷 幽ノ沢出合から200m谷に入った地点
標高900m付近
被災者

死 者

1

 

負傷者

1

死 者
東京都八王子市,自動車修理工,男性(26) 【死因は圧死】
 
 
負傷者
東京都八王子市,自動車修理工,男性(25) 【ろっ骨骨折などで2ヶ月の重傷】
 
 
入山目的 旅行
崩落の形態 自然崩落型
災害の概要

 3日午後0時50分ごろ,谷川岳幽ノ沢本谷で,雪渓の写真を撮っていた東京都八王子市,自動車修理工,男性Aさん(26)と東京都八王子市,自動車修理工,男性Bさん(25)の2人が崩れ落ちた雪の下敷きになった.一緒にきていた東京都立川市,無職,男性Cさん(26)らが約1時間後に2人を助け出したが,Aさんは圧死,Bさんもろっ骨骨折などで2ヶ月の重傷.
 沼田署の調べでは雪渓は幽ノ沢出合から200m谷に入ったところで高さ4m,幅10mが崩れ落ちた.Aさんらはオートバイ仲間6人で3日東京を出発,谷川岳へ遊びに来ていた.この日の谷川岳は一般観光客6000人のほか,登山者100人でにぎわっていた.

参考資料
上毛新聞 夕刊 1975年8月3日 9面
 
 
 

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No.18

 群馬県
発生年月日

1976年7月17日

発生時刻

18:00頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 マチガ沢S字付近
標高1100m付近
被災者

死 者

0

 

負傷者

1

死 者
 
 
 
負傷者
埼玉県上尾市,大学2年生,男性(27) 【右足を折って3ヶ月のけが】
 
 
入山目的 スキー
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 17日午後6時ごろ,谷川岳マチガ沢S字で埼玉県上尾市,大学2年生,男性Aさん(27)と埼玉県上尾市,会社員,男性Bさん(27)の2人が雪渓の陥没に巻き込まれ,Aさんは落ちてきた雪塊で右足を折って3ヶ月のけが.2人は雪渓でスキーをして帰る途中だった.

参考資料
上毛新聞 1976年7月19日 11面
 
 
 

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No.23

 群馬県
発生年月日

1983年7月24日

発生時刻

早朝

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 幽ノ沢
標高900〜1150mの間
被災者

死 者

0

 

負傷者

2

死 者
 
 
 
負傷者
東京都秋川市,高校教諭,男性(46) 【右足の骨を骨折】
東京都日野市,会社員,男性(24) 【鼻骨を骨折】
 
入山目的 登山
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 24日早朝,幽ノ沢を7人パーティーで登っていた東京都秋川市,高校教諭,男性Aさん(46)と東京都日野市,会社員,男性Bさん(24)は,雪渓が崩れたため約5m転落した.Aさんが右足の骨,Bさんが鼻骨を折った.

参考資料
上毛新聞 1983年7月25日 15面
 
 
 

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No.25

 群馬県
発生年月日

1987年6月6日

発生時刻

8:00頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 幽ノ沢大滝
標高1000m付近
被災者

死 者

1

 

負傷者

0

死 者
神奈川県相模原市,会社員,男性(37) 【死因は不明】
 
 
負傷者
 
 
 
入山目的 登山
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 6日午前8時ごろ,谷川岳幽ノ沢大滝付近のスノーブリッジを歩いていた神奈川県相模原市,会社員,男性Aさん(37)が8m下の雪渓に転落して不明になった.同行の神奈川県座間市,会社員,男性Bさん(36)が沼田署に届けた.
 調べによると,AさんとBさんは同じ山岳会に所属しており,5日に2人で一ノ倉で野営し,6日午前7時半に幽ノ沢V字に向かった.転落後,Bさんがザイルを使って雪渓間に入ったが見つからなかった.
<続報>
 行方不明になっていたAさん(37)は7日午前6時20分ごろ,遭難地点の大滝たきつぼ内で遺体となって発見された.

参考資料
上毛新聞 1987年6月7日 19面
上毛新聞 1987年6月8日 17面
 
 

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No.26

 群馬県
発生年月日

1987年7月19日

発生時刻

12:20頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 マチガ沢S字
標高1100m付近
被災者

死 者

0

 

負傷者

1

死 者
 
 
 
負傷者
群馬県北群馬郡吉岡村,小学校教諭,男性(38) 【腰の骨を折り重傷】
 
 
入山目的 スキー
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 19日午後0時20分ごろ,谷川岳マチガ沢S字でスキーをかついで残雪の上を歩いていた群馬県北群馬郡吉岡村,小学校教諭,男性Aさん(38)は足元の雪がすっぽりと下に崩れ落ちたため,そのまま雪下の岩場に3m転落した.目撃した登山者が同岳登山指導センターに連絡,沼田署員らが救出に向かいAさんを救出.Aさんは沼田市内の病院に収容されたが,腰の骨を折っており重傷.

参考資料
上毛新聞 1987年7月20日 19面
 
 
 

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No.28

 群馬県
発生年月日

1991年8月11日

発生時刻

午前

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 大倉沢「二又」
標高1350m付近
被災者

死 者

1

 

負傷者

0

死 者
埼玉県川口市,会社員,男性(36) 【死因は首の骨を折る】
 
 
負傷者
 
 
 
入山目的 登山 (沢登り)
崩落の形態 自然崩落型
災害の概要

 11日午後2時50分ごろ,谷川岳大倉沢「二又」付近で,沢登りをしていた埼玉県川口市,会社員,男性Aさん(36)が落ちてきた雪塊の下敷きになったと,同行の登山者が谷川岳登山指導センターを通じて沼田署に届けた.
 Aさんは10日午後,大倉沢出合で一泊.翌11日朝から仲間3人と沢を登り始めたが,1.5kmほど登った二又付近で,スノーブリッジをくぐったところ,雪が崩壊し,最後尾を登っていたAさんが約10㎥の雪の下敷きになった.残る3人は無事で1人が連絡のため下山,2人が現場に残っている.現場は同出合から3時間あまり登った地点であることから,沼田署では12日早朝救出作業に向かう.
<続報>
 Aさんの捜索は現場でスノーブリッジの崩落が続き,上方にも崩れかけたスノーブリッジがあることから二次遭難の危険性が高く,午後1時すぎに活動を中止した.今後の捜索は現場の状況をみて再開する.
<続報>
 Aさんは19日午後1時半ごろ,家族らがチャーターした民間ヘリコプターで遺体で収容された.Aさんは首の骨を折っていた.沼田署によると,ヘリコプターには沼田署谷川岳警備隊員が同乗,現地に先着していたAさんの所属する東京都内の山岳会の5人と協力して遺体を収容した.

参考資料
上毛新聞 1991年8月12日 18面
上毛新聞 1991年8月13日 20面
上毛新聞 1991年8月20日 20面
 

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No.33

 群馬県
発生年月日

1996年6月16日

発生時刻

不明

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 一ノ倉沢衝立岩北稜下部
標高1200m付近
被災者

死 者

2

 

負傷者

0

死 者
埼玉県志木市,印刷業,男性(53) 【死因は不明】
千葉県松戸市,会社員,女性(42) 【死因は不明】
 
負傷者
 
 
 
入山目的 登山
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 谷川岳一ノ倉沢衝立岩北稜下部の雪渓で埼玉県志木市,印刷業,男性Aさん(53)と千葉県松戸市,会社員,女性Bさん(42)が16日に転落した事故で,沼田署は17日までに,2人の死亡を確認した.
 AさんとBさんは16日に日帰りの予定で入山,衝立岩を登り,北稜下降ルートで下山していたが,途中の雪渓(幅約300m,長さ約700m)を渡っているとき,長さ約20m,幅約5mに渡って2人の足元の雪渓が崩れて約10m転落,雪の固まりに挟まった.
 付近を下山中だった神奈川県の山岳会のパーティーが雪の崩れる大きな音を聞き,現場で2人を発見したが,その時はまだ2人とも生存していたらしい.通報を受けた谷川岳警備隊員らは16日午後9時25分に現場に到着.Aさんは16日午後10時20分,センター職員に背負われて下山途中に死亡.雪渓に埋まっていたBさんは,救助活動中の16日午後10時半に死亡が確認された.
 AさんとBさんは東京都大田区の山岳会に所属.Bさんは登山暦20年のベテラン,Aさんも5年以上の経験があった.
 衝立岩の北稜下降ルートは,岩登りとしては上級コース.今年は冬の大雪などの影響で,事故現場の雪渓は例年より1ヵ月ほど前の状態だった.同署は「ここ数日温度が上がったため,雪渓が崩れやすい状況だったのではないか」と見ている.

参考資料
上毛新聞 1996年6月18日 16面
 
 
 

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No.34

 群馬県
発生年月日

1996年7月14日

発生時刻

7:35頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 白毛門沢
標高1000m付近
被災者

死 者

1

 

負傷者

0

死 者
東京都府中市,大学3年生,男性(22)
 
 
負傷者
 
 
 
入山目的 登山
崩落の形態 自然崩落型
災害の概要

 14日午前7時35分ごろ,谷川岳白毛門沢付近のアーチ型スノーブリッジ(高さ約3m)で雪塊の一部(幅2m奥行2m)が崩れ,登山中の東京都府中市,大学3年生,男性Aさん(22)を直撃.Aさんは背中を強く打って死亡した.
 沼田署の調べによると,Aさんは大学のワンダーフォーゲル部の仲間4人と1泊2日の計画で,白毛門に登るため,13日午後8時ごろ乗用車で土合駅に着いた.土合駅駐車場で仮眠を取った後,14日午前6時に土合の登山口から入山.白毛門沢を400〜500mのぼり,スノーブリッジをくぐろうとしたところ崩れ,先頭を歩いていたAさんが巻き込まれたという.
 この時期,スノーブリッジは気温が上昇するため崩れやすく,谷川岳登山指導センターでは下を通過しないように指導していた.

参考資料
上毛新聞 1996年7月16日 19面
 
 
 

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No.36

 群馬県
発生年月日

2000年7月22日

発生時刻

10:00頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 芝倉沢から50m入った地点
標高1000m付近
被災者

死 者

0

 

負傷者

1

死 者
 
 
 
負傷者
東京都目黒区,会社員,女性(32) 【内臓破裂などで重傷】
 
 
入山目的 登山
崩落の形態 誘発崩落型
災害の概要

 22日午前10時ごろ,谷川岳芝倉沢で,登山中の外国人グループ7人のうち,3人が崩れたスノーブリッジとともに2mあまり転落し,ドイツ国籍の女性で,東京都目黒区,会社員,女性Aさん(32)が内臓破裂などで重傷を負った.転落した他の2人にけがはなかった.
 沼田署の調べによると,Aさんは午前5時から,東京都内の登山グループに所属する外国人仲間6人とともに登山を開始.7人縦列になって登山していたところ,芝倉沢出合から50mほど入った付近で,前方から4番目のAさん以下3人が足元の雪渓が崩れたため,落下した.

参考資料
上毛新聞 2000年7月23日 15面
 
 
 

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No.40

 群馬県
発生年月日

2001/7/5

発生時刻

12:00頃

天候

不明

発生場所
群馬県利根郡水上町
谷川岳 ヒツゴー沢
標高750〜1450mの間
被災者

死 者

0

 

負傷者

2

死 者
 
 
 
負傷者
神奈川県横浜市,高校教諭,男性(45) 【頭などを打ち重体】
新潟県上越市,高校教諭,男性(40)  【左足を骨折し重傷】
 
入山目的 登山
崩落の形態 自然崩落型
災害の概要

 5日正午頃,谷川岳ヒツゴー沢付近で雪渓が崩落し,登山中の神奈川県横浜市,高校教諭,男性Aさん(45)と新潟県上越市,高校教諭,男性Bさん(40)に衝突した.2人は5日午後7時すぎまでに前橋市内の病院に収容されたが,Aさんは頭などを打って重体,Bさんも左足を骨折し重傷を負った.
 沼田署によると,男性4人のパーティーで,5日午前6時半ごろ,天神尾根を目指して谷川温泉を出発した.途中,トンネル状になった雪渓(縦約30m,横約20m,厚さ約2m)をくぐりぬけようとしたところ,突然,トンネル上部が崩れて2人にぶつかった.
 4人はともに高校教諭で,山仲間.うち1人が5日午後5時半ごろ,県登山指導センターを通じて沼田署に通報,沼田署谷川岳警備隊と県防災ヘリが出動して捜索に当たり,2人を救助した.

参考資料
上毛新聞 2001年7月6日 23面
 
 
 

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