平成29年度 新潟大学災害・復興科学研究所共同研究公募要項

　新潟大学災害・復興科学研究所は，「環境動態研究部門」「複合・連動災害研究部門」「防減災技術研究部門」「社会安全システム研究」の４つの部門から構成され，変容かつ激化する自然災害の学理を探求し，適応能力が高い強靭（レジリエント）な社会を構築していくための研究活動を行っております．また，本研究所は，日本海側地域に特有な災害（地盤，土砂，雪氷，洪水，火山）のメカニズム解明と減災に関する研究を広く展開し，文科省共同利用・共同研究拠点の形成を目指しています．そこで，本研究所は，研究の一層の発展を図るため，広く英知を学外に求め，学外の研究者と本研究所の教員が共同で行う共同研究を，下記のとおり募集いたします.

１．公募する共同研究

1.1 テーマ（以下のテーマを重点として，募集いたします）

① 複合・連動災害の発生メカニズムの解明と減災技術の確立に向けた研究

中山間地域などでは，地震，豪雪，豪雨などの要因が重なり災害の拡大と長期化が予測されます．また，プレート境界での巨大地震に連動した地震・火山災害の予測と軽減に対しての，多角的な取り組みも募集します．

② 日本海側地域や環東アジア地域に特有な災害のメカニズム解明と減災に関する研究

日本海側地域では，日本海東縁部変動帯での地震と津波をはじめ，頻発する豪雪，洪水，地すべり，火山活動など，地形・地質，テクトニクス，気象条件などが太平洋側地域と異なったなかで災害が発生しています．日本海側地域に特有な災害の解明と軽減に向けた取り組みを募集します．また，環東アジア地域において特有な災害現象やメカニズムの解明と被害軽減に向けた取り組みもあわせて募集します．

※ 本研究所の研究内容やこれまでの共同研究テーマについては，当サイト内「研究所の概要」を参照して下さい．

1.2 共同研究の種類

(1) 共同研究（Ｓ）

外部の研究者（複数）と本研究所対応教員が，共同で行う研究プロジェクト
◎ １件当たりの共同研究費を200万円未満

(2) 共同研究（Ａ）

外部の研究者（複数）と本研究所対応教員が，共同で行う研究プロジェクト
◎ １件当たりの共同研究費を100万円未満

(3) 共同研究（Ｂ）

外部の研究者（個人または複数）と本研究所対応教員が，共同で行う研究プロジェクト
◎ １件当たりの共同研究費を50万円未満

※ 採択は，（Ｓ）（Ａ）（Ｂ）合わせて10～20件程度を予定しています．

２．申請資格者（研究代表者）

新潟大学以外の大学，国公立の研究機関の研究者，又は，これに準ずる機関の研究者で本研究所長が適当と認めた者．

３．研究期間

平成29年5月15日から平成30年3月31日まで．

４．申請方法

共同研究の申請を行うに当たっては研究代表者を定め，(様式１)「共同研究申請書」及び(様式２)「共同研究計画書」それぞれ１部を提出して下さい．また，継続申請を希望する場合も「共同研究申請書」の提出が必要です．継続申請の場合は，前年度の進捗状況等を充分考慮の上，厳正な審査を行い，採否を決定します．なお，申請者は予め共同研究を行う予定の本研究所の受け入れ対応教員と研究内容，来所予定期間，必要経費，要望事項等について打合せのうえ申請して下さい．

※ 申請書は，災害・復興科学研究所ホームページよりダウンロードしてご使用ください．（http://www.nhdr.niigata-u.ac.jp/index.html）

５．申請書提出期限

平成29年4月20日（木）17:00必着のこと（「共同研究申請」と封筒に表記ください）

６．採否について

本研究所共同研究推進委員会の審議を経て採否を決定し，平成29年4月下旬頃，申請者へ通知します．

７．共同研究費（別紙２）

「新潟大学災害・復興科学研究所共同研究費の取扱いについて」及び本学規定にしたがった適切な使用を求められます．

８．共同研究の報告

8.1 共同研究成果報告会

採択された共同研究の代表者は，平成30年3月上旬に新潟大学で開催する共同研究成果報告会において研究成果を発表していただきます．なお，成果報告会参加に要する旅費は別途支給されません．

8.2 成果報告書

採択された共同研究の代表者は，平成30年5月25日（金）までに(様式３)「共同研究報告書」１部を提出して下さい．なお，提出いただいた共同研究報告書は，災害・復興科学研究所ホームページでの公開の他，災害・復興科学研究所年報に掲載する予定です．

8.3 本研究による成果の発表（公表の際の引用等）

本研究による成果の発表は，必ず本研究による旨（The Collaborative Research Project of the Research Institute for Natural Hazards and Disaster Recovery, Niigata University）を明記して下さい．（#には，採択通知による課題番号（２桁数字）を記入して下さい．）

(1) 和文例：本研究は，新潟大学災害・復興科学研究所共同研究費（2017-#）の助成によって行われた．

(2) 英文例：This research was supported by the Collaborative Research Project (2017-#) of the Research Institute for Natural Hazards and Disaster Recovery, Niigata University．

なお，掲載論文あるいはPDF ファイルを別紙で１部提出して下さい．

９．提出先及び問い合わせ先

申請書及び各種書類等の提出及び問い合わせは，下記の部署にお願いします．

〒950-2181
新潟市西区五十嵐２の町８０５０番地
新潟大学災害・復興科学研究所事務室
電話：(025)262-7051　　FAX：(025)262-7050
E-mail：nhdr_office@gs.niigata-u.ac.jp

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