今から約50年前の昭和41年(1966年)頃の長岡の土地利用を当時の5万分の1地形図から復元した.

長岡市の市街地は南北の主要交通路沿いや東側へ拡張している.

地形・地質要因による地盤災害の軽減に関する研究

               2004年中越地震・2007年中越沖地震被災地の地盤・地質環境

 長岡地区は,信濃川右岸の低地氾濫平野に位置し,悠久山などの丘陵地をはさんで東山丘陵に面している.現在の長岡市街地は,旧市街地のある信濃川河岸から外側へ大きく拡張している.

長岡地区の地盤・地質環境

信濃川右岸の低地では,かつての信濃川の流路跡が網状に分布し,集落や古い市街地は自然堤防と呼ばれる微高地に立地している.

また太田川,柿川,栖吉川などの河川が東山丘陵から平野に出る下流部では河川沿いに運ばれた土砂による高まりが見られる.

 今から約100年前の明治40年(1910年)頃の長岡の土地利用を当時の5万分の1地形図から復元した.

長岡の市街地の範囲はまだ信濃川河岸の狭い範囲に限られている.